株式会社ネットワーク応用通信研究所と株式会社システム工房エムとの業務及び資本提携に関する基本合意のお知らせ

　 株式会社ネットワーク応用通信研究所（本社：島根県松江市、代表取締役社長：井上　浩、以下：NaCl）と株式会社システム工房エム（本社：島根県松江 市、代表取締役社長：持田　朝子、以下：システム工房エム）は、業務及び資本提携することを本日合意致しましたので、以下の通りお知らせ致します。

　 今後両社は、システム工房エムの業務システム及びパッケージ製品の分野における開発販売実績とNaClのRubyをはじめとするオープンソースソフトウエ ア技術を融合し、業務システム及びパッケージ製品を中心に、お客様により求められるソリューションの 開発・提供を行ってまいります。

１、業務提携への経緯と趣旨

　 NaClは平成13年7月に設立し、Rubyをはじめとするオープンソースソフトウエアを活用した研究開発、ソリューション事業を展開しております。近年 は、データベースを利用したWebシステム開発の中でも生産性が高いと評価されているRuby on Railsでの業務システム開発に力を入れ ております。Webアプリケーションを開発したいという企業に対して開発支援や教育コンサルティングを行い、 Ruby及びRuby on Railsの普及、発展のための活動も行っています。

　システム工房エムは昭和62年5月に設立し、企業・ 自治体向けに業務システム開発やパッケージ製品開発>事業を展開し、パソコンに関するコンサルタント、開発、導入、教育を行ってまいりました。近年は、保育 所・幼稚園向けライブカメラによるシステム「インターネット参観」や学校及び警察向け緊急連絡網システム「お知らせ君連絡網版」、聴覚・言語に障害のある 方が110番通報できる「Web110>番」等、安心をキーワードとしたWEBシステムの開発実績があります。

　両社は、各々が有する業務ノウハウと、Ruby on Railsなどオープンソースソフトウエア技術を組み合わせ、お客様のニーズに合わせた業務システム及びパッケージ製品を提供することを目指し、今回の提携に至りま した。

２、業務提携の内容

　両社が今後推進する事業は次の通りです。

（１）NaClによるオープンソースソフトウエア技術支援

　NaClの得意分野であるRuby開発技術・オープンソースソフトウエア技術の支援を行い、システム工房エムとNaClの開発体制の強化を図って、両社の事業機会の拡大を目指します。

（２）業務系Webシステム構築

　 開発にあたってはRuby on Rails向け統合開発環境「3rdRail™（サードレイル）」やオープンソースソフトウエア技術を利用し、業務システム及びパッケージ製品を Webシステムで提供致します。Windowsプラットフォームのデスクトップアプリケーションで作成されている業務 システムのリプレース事業を展開して まいります。

（３）企業・自治体向けICT推進

　システム工房エムの既存のお客様である企業・ 自治体並びに新規のお客様に対してICT（Information and Communications Technology）活用のコンサルティングを行います。各お客様のニーズや環境にあわせたLAN・WANを構築し、業務システム及びパッケージ製品の 提供、ホームページの公開・グループウエアの導入の支援を行います。

３、資本提携の内容

　両社の信頼・協力関係をより強固なものとし、さらなる企業価値の向上を目的とし、NaClは第三者割当増資により発行されるシステム工房エムの新株式200株（発行後の発行済株式総数の33.3％）の全てを引き受けます。

４、 今後のスケジュール

　平成20年7月1日付けでシステム工房エムに以下の3名が取締役として就任致します。

大谷辰夫（現　ソリューション開発グループチーフ取締役システム工房エム　　取締役
渡部広善（現　ソリューション開発グループ次長） 　　　　　　　同　　　　　　　取締役
秋吉秀俊（現　取締役経営企画室長 　　　　　　　　同社外取締役

なお、秋吉秀俊についてはNaClより社外取締役に就任致します。

５、両社の概要

株式会社ネットワーク応用通信研究所
主な事業内容：ソフトウエアの受託開発・販売
本店所在地：島根県松江市学園南2丁目12番5号HOYOパークサイドビル2F
代表者：代表取締役社長　井上　浩
資本金：2,450万円
従業員数：49名（平成20年4月1日現在）

株式会社システム工房エム
主な事業内容：ソフトウエアの受託開発・販売、コンサルティング
本店所在地：島根県松江市西津田三丁目2番3号
代表者：代表取締役社長　持田　朝子
資本金：2,000万円
従業員数：7名（平成20年3月31日現在）